恒屋の家
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厨子二階の伝統的民家を新築
町家のテイストを取り入れた民家の外観
建築主様の強い要望で町家で見られる2階の天井が低く下屋と大屋根の間の壁が狭い厨子二階(つしにかい)を設けた和風住宅です。丸窓と格子窓を取り付けました。より本格的に町家の雰囲気に近づけるには漆喰を塗り回した虫篭窓(むしこまど)を取付て、垂木を含めた軒裏を漆喰で塗り込めると良いのですが
和風のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)&書斎
杉羽目板の高い天井を持つ吹き抜けのLDKです。居間部分の床は畳にしており、くつろぐときに寝転んでも快適です。
キッチンは檜の無垢厚板カウンターを取り付けた対面キッチンで、朝食など時間が揃わずバラバラに食事をとる場合はカウンターで気軽に済ませることができます。そのキッチン上部はロフト状になっており季節物の食器や用具を収納するための収納スペースが本来の目的でしたが、通風採光が確保された環境のよい部屋ですので建築主様の書斎として利用される事になりました。
メゾネット風の主寝室
大きな吹抜けでつながりメゾネット住宅のように2層になったプライベートルームです。そこに架かる階段は檜の無垢厚板で造られ、手摺の支柱は元の母屋の大黒柱だった欅(ケヤキ)を再利用しました。部屋の一角入り口横には奥様お気に入りの青い陶器(信楽焼)の洗面器をはめ込んだ檜製の洗面台が造り付られています。
工事種別 | 新築 |
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構造・規模 | 木造在来工法・2階建て |
建築面積 | 116.4 ㎡ |
延床面積 | 155.6 ㎡ (約47坪) |
建築場所 | 兵庫県姫路市 |
設計期間 | 9か月 |
工事期間 | 8か月 |
施工会社 | 太田建築 |